BMW『3シリーズクーペ』をベースにした高性能モデル、『M3クーペ』。同車が20年に及ぶ歴史に幕を下ろした。
これは7月5日、BMWが明らかにしたもの。「現行M3クーペの最終モデルが、ドイツ・レーゲンスブルクの工場からラインオフした」と発表している。
M3クーペはこの最終モデルをもって、名前が消える。それは、ベース車両の3シリーズクーペがモデルチェンジを機に、呼称変更を受け、『4シリーズクーペ』として登場したからだ。次期M3クーペは、『M4』として登場する可能性が高い。
これにより、次期M3は4ドアセダンのみとなる。こちらは、現行の『3シリーズセダン』をベースに、開発が進められているもよう。
M3クーペの名前を冠した最初のモデルは1993年、2代目3シリーズ(E36)の時代に登場。1999年には、3代目3シリーズ(E46)ベースにモデルチェンジ。現行M3クーペ(E92)は、2007年にデビューしている。