大分一般国道10号別大拡幅が全建賞を受賞

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国交省大分河川国道事務所では、2月に全線6車線供用開始に至った、別府市と大分市を結ぶ国道10号別大拡幅事業(別大地区)において、東別府・高崎山地区の越波対策として、「フレア護岸」を施工したが、この構造が高く評価され、全建賞を受賞した。

全建賞とは、一般社団法人全日本建設技術協会が設置し、「建設技術の活用」や「公共事業の進め方やストックの運用の工夫等」により、特出した成果が得られた事業や施策に贈られるもので、1953年に創設された伝統ある賞だ。

2012年度は250事業の応募があり、60事業が受賞した。なお、本賞は、東京学芸大学名誉教授小澤紀美子氏を委員長とする、同賞審査委員会で審査された。

今回受賞に至ったこの「フレア護岸」は、幹線道路の護岸としては初の施工となる張り出し式護岸の形状を理論的な曲面に改良したもので、この特徴としてフレア部に効果的に波を吸収緩和できることから、通常の護岸より低く抑えることができる。

《平泉翔》

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