UDトラックスは7月4日、アジアを中心とする新興国市場向けに開発した新型トラックをタイで生産開始すると発表した。
同社は、年内に発売する新型トラックでアジアを中心とする新興国市場での商機拡大を狙う。新型トラックでは幅広い車種を設定し、鉱山開発、建設現場、長距離輸送など幅広い分野に対応する。
タイの工場では現在、新型トラック用の新たな生産設備を建設。同拠点はUDトラックスの海外初の完成車工場となる。またタイ市場だけでなく、東南アジア向け輸出の生産拠点として機能する。
バンコク東部サムット・プラカーンにある同工場は、ボルボ・グループのグローバル生産拠点の1つ。新型トラック生産のため、約20億バーツ(約64億円)を投じて2万平方メートル拡張。敷地内には最先端の組み立てラインや新しいキャブ(運転台)生産設備、塗装ブースも完備する。年間生産能力は約2万台。