ルーカス・オイル・プロ・モトクロス・チャンピオンシップは6月29日、ニューイングランドで行われたモト‐X338の450クラスで、前回のバズ・クリークで勝利したライアン・ダンジーが、ライアン・ビロポトを抑えて2連続勝利を飾ったことを伝えた。
450クラスの第1モトでは、プラクティスで最高の調子を見せた地元ライダーであるヨシムラ・スズキのジェームズ・スチュアートがホールショットを奪い、そのまま快適なリードを保ってレースを進行させた。ダンジーとモンスター・エナジー・カワサキのライアン・ビロポトは第1コーナーでの事故の犠牲者となり、ダンジーはオープニングラップで中段から10番手にまで駆け上がったが、ビロポトは第1ラップで再び事故に巻き込まれ、30位でそのラップのフィニッシュラインを越えることとなった。
スチュアートは彼のアドバンテージを広げ続け、2位にはBTOスポーツKTMのアンドリュー・ショートが続いたが、スチュアートは第9ラップのクラッシュによって、最終的にリタイアを余儀なくされるという波乱が起こった。
そしてダンジーは確実な追い上げを見せて、第15ラップでトップを走っていたショートを捕らえ、後方から激しくチャージするショートを抑えて勝利を飾り、チーム・ホンダ・マッスルミルクのジャスティン・バルシアが3位に入賞した。ビロポトも激しい追い上げを見せて、結果的に4位でフィニッシュした。
「サウスウィックの総合で優勝するのはとてもクールだ。僕はこの場所をテレビで見ながら育ち、今はここでレースしている。それをファンとシェアできるのは凄いことだ。今日は素晴らしかった」とダンジーは語った。
尚、プロ・モトクロス選手権第7戦は、7月6日にミシガン州ブキャナンで行われる予定。
サウスウィック450クラス総合結果
1. ライアン・ダンジー(1-2)
2. ライアン・ビロポト(4-1)
3. ジャスティン・バルシア(3-3)
4. ブレット・メトカルフェ(5-6)
5. アンドリュー・ショート(2-16)
6. タイラ・ラットレイ(10-8)
7. フィル・ニコレッティ(6-13)
8. マイク・アレッシ(8-12)
9. ブロク・ティックル(11-10)
10. ジョシュ・グラント(13-11)
()内は(第1モト順位‐第2モト順位)
450クラス・ポイント・スタンディング
1. ライアン・ビロポト(283)
2. ライアン・ダンジー(271)
3. ジャスティン・バルシア(219)
4. トレイ・カナード(169)
5. マイク・アレッシ(158)
6. ジェームズ・スチュアート(140)
7. タイラ・ラットレイ(119)
8. ブロク・ティックル(115)
9. アンドリュー・ショート(110)
10. ジェイク・ウェイマー(109)