メルセデスベンツ『A 45 AMG 4MATIC』はコンパクト初のAMGモデルである。
メルセデス・ベンツ日本企画・マーケティング部商品企画3課の中山怜さんは、エクステリアデザインについて、『あえてAMGの王道を行く形にしています』と話す。一例として、『A250シュポルト』はダイヤモンドグリルを採用しているのに対し、AMG伝統のツインルーバーを採用。ホイールもAMG専用となり、「これまで『Gクラス』から『Cクラス』まで受け継いできたAMGのスタイルを継承することで、正統派のAMGとして、“究極のスポーツコンパクト”というキーワードが付けられたのです」という。
ベースとなる『Aクラス』は、戦略的な価格設定(284万円から)などから、若い世代やクルマ離れといわれている世代を取り込むというストラテジーを持っている。中山さんは、この点を踏まえ、「AMGは、すごく限られたユーザーだけが乗るクルマというイメージがありますが、コンパクトでこんなに面白いクルマが出来たうえ、これまで1千万円を超さないと手に入らなかった正真正銘のAMGが、640万円という価格で買えることから、新しい世代にも楽しんでもらえるのではないかと思います」と述べた。