【WRC】エヴァンス、ラリーイタリアの成功はWRCアカデミーのおかげ

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エルフィン・エヴァンス
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WRCは6月27日、M‐スポーツのドライバーであるエルフィン・エヴァンスが、昨年FIAのWRCアカデミーで競ったことが、先週のWRCデビュー戦のラリーイタリアで、好成績を挙げることのできた要因だとするインタビュー記事を公表した。

この24才のウェールズ人ドライバーは、サルディニアでの彼のフォード・フィエスタRSのパフォーマンスで6位となり、この結果はFIAジュニアラリーからデビューをしたドライバー達の中でも最高のものであった。

エヴァンスはWRCアカデミーで2012年に優勝し、現在はM‐スポーツの準備したフィエスタをWRC‐2カテゴリーで彼の賞品に一部として運転している。そしてフィンランドからは、彼は最新のR5モデルを運転することとなる。

たった1週間前の知らせにも、そしてイベント前のテストが無かったにもかかわらず、彼はサルディニアで競わなければならなかったが、エヴァンスの自信はそれぞれのステージで育ち、彼はミカル・コシューツコからの決定的な挑戦を16ステージのイベントで退けた。

「この機会に関わった全ての人々にお礼が言いたい…マルコルム(ウィルソン)、ナッサー・アル‐アティヤ、そして昨年のWRCアカデミーに関わった全ての人にも。WRCアカデミー無くしてこの機会は訪れなかっただろう。だから僕は昨年僕を助けてくれた全てのひとに対して、とても感謝している」とエヴァンスは語った。

エヴァンスの初めてのワールドラリーカーへの出場という以外に、この結果は彼が以前にサルディニアで競争したことがないこと、そして彼にとってアル‐アティヤの副ドライバーであるジョバンニ・ベルナッチー二と一緒に働く最初の機会だったことから、特に印象的だったと言える。

「僕はイベントの前には、トップ6でフィニッシュできるとは予想していなかった。僕はフィニッシュまで辿り着けるかどうかも確かでなく、まさか6位でフィニッシュできるとかは…だからそれについてとても喜んでいる。僕は多くのことを学んだ。それはR5でのフィンランドにとって素晴らしい準備となり、僕は車からどのように最大のものを得るかを多く学んだ。そして異なる副ドライバーと働き、ジョバンニは素晴らしかったので、彼にお礼が言いたい」と彼は続けた。

カタールチームの代表者であるマルコルム・ウィルソンは、「エルフィンのパフォーマンスは、傑出していた。これは彼にとって難しいイベントだったはずだが、彼はこのチャレンジに見事に適応してくれたね。この経験は彼がフィンランドでWRC‐2に戻った時にさらに競争力を増すだろう。我々は彼を車に乗せることで、確かに正しい決定をした」と語った。

《河村兵衛》

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