元NASCARのドライバーであるカイル・ペティ氏がアメリカのテレビ番組のインタビューで、ダニカ・パトリックについて「彼女はレースカードライバーではない」と発言したことが話題を呼んでいる。
ペティ氏は「日曜日の昼にカップ・レーシングのレースカーに潜り込むのは男性だ。彼女は女性だ」と発言。
パトリックが現在ドライバーとしてどのように感じているか?と問われると、「彼女は速く走れるし、私は彼女が速く走るのを見た。彼女は速く走る時、ハンドルを外してしまうほどの勢いだ」と彼は語った。
しかし彼は同時に「彼女はレースカーのドライバーではない。そこには違いがある」と発言し、さらに「ダニカは彼女が(レースで)走れるよりも、予選でより良く走る。彼女は速く走れても、レースすることはできない。私は彼女が長い道のりを辿って来たと思うが、彼女は未だにレースカードライバーではない。そして私は彼女がレースカードライバーになれるとは思っていない」と痛烈な批判に続き、「なぜなら私はそれを学ぶのに遅すぎると思うからだ」と今後の予測まで付け加えた。
パトリックは最近『フォーブス』の「セレブリティ100」に選ばれるなど、100人の最もパワフルなセレブリティの1人に名を連ねた。彼女は初めてのカップ・シリーズを競うシーズンに参加し、No.10のシボレーの車を、スチュワート‐ハース・レーシングでドライブしている。
彼女はポイントスタンディングで27位。今年の初め、彼女はシーズン開始のデイトナ500で、ポールを獲得した最初の女性となった。そのレースでの彼女の8位の成績が、これまでのたった一度のトップ10入りとなっている。
ペティは7度のチャンピオンであるリチャード・ペティの息子で、3度のチャンピオンであるリー・ペティの孫である。リチャードとリーの両人はNASCARの栄誉殿堂のメンバーである。