ホンダは6月21日に発売した『アコード ハイブリッド』の受注が23日までに3600台になったと明らかにした。月間販売計画の1000台に対し、高水準の初期受注となっている。
新開発の2モーター式ハイブリッド車(HV)に刷新された新型アコードは、1リットル当たり30km(JC08モード)というこのクラスのガソリンエンジン搭載車では世界最高の燃費が注目を集めている。21日の発売直前までの受注は2800台だったが、店頭展示が始まった先週末に800台ほど上乗せされた。
ホンダによると、「アッパーミドルクラス」というこのカテゴリーには、トヨタ自動車の『カムリ ハイブリッド』も存在することから、HV比率が急速に伸びているという。アコードHVの開発責任者である本田技術研究所の二宮亘治主任研究員は、今回の全面改良でHV技術に加えて上質感を高めたことから「(アコードの上級クラスだった)『インスパイア』のお客様からも好反響をいただいている」と話している。