日本航空(JAL)が発表したグループの5月輸送実績によると、国際線の旅客人数は前年同月比2.9%減の58万7529人となった。
座席利用率は71.1%で、前月から1.3ポイント上回った。人距離ベースでは同0.8%増の27億0028万1000人キロと前年を上回った。
方面別では、旅客数が東南アジア線が同9.9%増、オセアニア線が同7.3%増となったのを除いて前年割れとなった。中国線は同20.1%減と大幅マイナスで、座席利用率は50.0%と低水準だった。韓国線も同16.0%減と不振だった。
国内線の旅客人数は同4.5%増の257万2177人と、前年を上回った。利用率は59.9%だった。幹線では、羽田~伊丹や羽田~札幌などが好調だった。
貨物輸送実績は国際線の貨物が同5.5%増の2万0917トン、郵便が同16.4%増の2438トンだった。
国内線は貨物が同2.1%増の3万1461トンだった。郵便が同11.0%増の2380トンだった。