国土交通省、道路トンネルの覆工コンクリートのうき・はく離を検知する技術を公募

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国土交通省は、「道路トンネルの覆工コンクリートのうき・はく離を検知する新技術」を公募すると発表した。

道路トンネルは、2年~5年に1回、定期点検を実施しているが、特に覆工コンクリートに関するうき・はく離については、落下による重大な被害を及ぼす可能性があることから、確実に発見する必要がある。

現在の点検手法は、うき・はく離箇所の検出に有効な近接目視と打音検査を実施している。しかし、近接して行うため、交通規制を伴う点や、点検、その記録に時間を要する点、うき・はく離箇所の見落としの可能性が完全には否定できないなどの課題がある。

一方で、最近はレーザーなどの先端技術を活用して、これらの状態を検知する技術の活用なども模索されている。海内解決に向けて改善するため、当面の対応として、公共事業での新技術活用システムを活用し、既に実用化段階にある「道路トンネルの覆工コンクリートのうき・はく離を検知する新技術」を公募する。

募集期間は7月18日までで、その後、8月上旬までに試行する技術を選考、8~10月にかけて選考された技術を直轄国道のトンネル点検業務の発注で試行し、12月ごろに試行結果を評価・公表する。

《レスポンス編集部》

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