米国の自動車大手、フォードモーターは6月17日、米国で販売した2013年モデルのフォード車の79%に、「SYNC」と「My Ford Touch」が装備されたと発表した。
SYNCは、音声認識でコントロールする車載コネクティビリティ。My Ford Touchは、タッチスクリーン技術を導入した車載インフォテインメントシステム。サービス開始はSYNCが2007年、My Ford Touchが2010年と、ともに米国のこの分野では、フォードブランドが草分け的存在。
フォード車の中でも、My Ford Touchの装着率が高いのが、主力SUVの新型『エスケープ』。全体の53%の顧客が、My Ford Touchを選択した。これは、セグメント平均の22%を大きく上回る。
また、競合自動車メーカーに対しても、SYNCとMy Ford Touchは高い装着率を示す。フォードモーターの調べによると、79%の装着率は、トヨタとホンダの2倍に達するという。
フォードモーターのRaj Nair副社長は、「過去数年間に60もの新技術を導入した。これが新たな顧客を呼び込む要因になっている」と述べた。