米国の自動車大手、フォードモーターは6月14日、同社の新車が排出するCO2を、2025年までに大幅に削減する目標を制定した。
同社の発表によると、2010年から2025年までの15年間に、フォードモーターの新車が排出するCO2排出量を、1台当たり30%削減させるという。なおこれは、製造段階で工場から排出されるCO2を含めた数値。
すでにフォードモーターは、2000年から2012年までの12年間に、1台当たりのCO2排出量を37%削減することに成功している。
大幅なCO2削減目標を実現するための手段が、環境対応車のラインナップの充実。同社は現在、『フュージョン』と『C-MAX』、リンカーン『MKZ』にハイブリッドを設定。フュージョンとC-MAXには、プラグインハイブリッドも用意する。また、EVは『フォーカス』にラインナップ。これを拡大していく方針。
フォードモーターのロバート・ブラウン副社長は、「この30年以上、フォードモーターは環境への対応を進めてきた。CO2排出量の削減は重要な課題」とコメントしている。