気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年6月18日付
●G8シリア情勢協議、サミット開幕自由貿易推進も(読売・1面)
●三菱旅客機 売り込み、パリ・ショー 小型機成長市場に挑む(読売・10面)
●情報監視G8に影 米に続き、英のG20盗聴疑惑(朝日・1面)
●アシモの技術応用,ホンダ、福島第一に調査ロボ(朝日・6面)
●脱「ガラ軽」世界へ、国内頭打ち、新興国に活路、排気量・価格・課題に(毎日・9面)
●対イラン,部品供給停止 日産、米自動車制裁で判断(毎日・9面)
●二輪車各社 インドネシア照準燃費改善続々投入(産経・11面)
●新素材で航空エンジン、IHI、GEと開発(日経・1面)
●川重解任劇,4つの疑問、問われる説明責任(日経・3面)
●トヨタ国内販売5万台上乗せ、13年計画150万台に(日経・11面)
●カーシェア、ベンツと提携、オリックス自(日経・13面)
ひとくちコメント
クルマを持たない“車好き”などに利用が拡大しているカーシェアリングだが、メルセデス・ベンツ日本とオリックス自動車がカーシェアリング事業で提携し、オリックス自動車のカーシェア拠点にベンツ日本が扱うクルマを配備して、貸し出すサービスを始めるという。
きょうの日経が報じているが、第一弾として、6月24日から大阪市の大型商業施設「グランフロント大阪」にあるオリックス自の営業拠点に、小型車「スマート」ブランドのガソリン車と電気自動車を1台ずつ配備するそうだ。「メルセデス・ベンツ日本は自社ブランドの販促につなげる一方で、オリックス自は人気車種の配備で自社カーシェアのすそ野を広げる」(日経)としている。
カーシェアの高級外車投入としては、三菱地所が2014年5月完成予定の東京・西麻布のマンション『ザ・パークハウス 西麻布レジデンス』の敷地内にベンツを配備し、住民なら誰でも乗りたいときに15分400円で利用できるサービスを提供することで話題を集めたほか、タイムズ24がBMWのカーシェアを開始した例もある。
日経の記事によると「カーシェアの普及が新車販売の不振につながっているとの指摘もある」としているが、1台や2台程度のカーシェアでは、新車販売の影響よりも,予約が殺到してユーザーがいつ乗れるかわからないという不満などの利便性を心配したほうがいいだろう。