【SUPER GT 第3戦】インパルGT-R今季初優勝、これで今季は3メーカー1勝ずつの形勢に

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第3戦セパンで今季初優勝、カルソニック IMPUL GT-R。写真:NISSAN(開幕戦)
  • 第3戦セパンで今季初優勝、カルソニック IMPUL GT-R。写真:NISSAN(開幕戦)
  • 第3戦セパンで今季初優勝を達成した、松田次生とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。写真:NISSAN(開幕戦)
  • #39 SC430は決勝2位に入った。写真:TOYOTA
  • 決勝3位のRAYBRIG HSV-010。写真:Honda
  • #100 RAYBRIG HSV-010の小暮卓史はポイント首位をキープ。写真:Honda
  • 決勝3位、現在ポイントリーダーの伊沢拓也(#100 HSV-010)。写真:Honda
  • 最終結果は4位も、光る走りを見せた#18 ウイダー モデューロ HSV-010。写真:Honda
  • #18 HSVを駆る山本尚貴。写真:Honda

SUPER GT第3戦セパン(マレーシア)は16日に決勝日を迎え、松田次生&J.P.デ・オリベイラのインパルGT-RがGT500クラスウイナーに輝いた。これで今季は3戦を終え、ニッサン、レクサス(トヨタ)、ホンダの3メーカーが1勝ずつで並ぶ展開となっている。

ポールポジション発進の#12 カルソニック IMPUL GT-Rは、松田次生が前半担当。山本尚貴がドライブする#18 ウイダー モデューロ HSV-010にトップの座を譲りはしたものの、松田は2位を守って後半担当のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラにバトンを繋ぐ。すると、トップの#18 HSVがピット作業時に約20秒の大きなタイムロスを喫してしまい、#12 GT-Rは各車のピットストップが終わった時点で首位奪還を果たすこととなる。

レース後半、一時は2~5位のマシンが背後6秒ほどの圏内に入ってくる場面も見られたが、オリベイラは落ち着いた走りでレースをコントロール。ピットでの逆転を挟むかたちとはいえ、#12 GT-Rはポール・トゥ・ウインでの今季初勝利達成となった。レース直後、TV中継のマイクを向けられた星野一義監督は「チームもよくやったけど、ドライバーが素晴らしかったね。マシンの性能の100%、いや110%を引き出してくれたよ」と、暑いなかでの松田とオリベイラのパフォーマンスを絶賛している。

2位に入ったのは#39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一&石浦宏明)。3位にはポイントリーダーで今大会最大ハンデの48kgを背負って戦った#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也&小暮卓史)が続き、ニッサン、レクサス、ホンダが表彰台を分け合う結果となった(上位3車はいずれもブリヂストン装着車)。また、ニッサンが今季初勝利を挙げたことにより、今季は3戦を終えて3メーカーが1勝ずつという形勢にもなっている。

前戦まで首位と1点差のドライバーズポイント2位で、予選2位だった#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路&平手晃平/ブリヂストン)は、序盤、平手が#12 GT-Rに迫る勢いを見せたものの、関口雄飛の#1 REITO MOLA GT-R(本山哲&関口/ミシュラン)との接触で勝負圏外に後退(最終結果は14位)。また、終盤4位を走っていた#37 KeePer TOM’S SC430(伊藤大輔&A.カルダレッリ/ブリヂストン)は、最終周に伊藤がGT300車両と交錯してしまったらしく、10位まで落ちた。この結果、#37 SCを追っていた#18 HSV(後半担当はフレデリック・マコヴィッキィ/ミシュラン)が4位に入っている。5位は#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大&金石年弘/ブリヂストン)で、#1 GT-Rが6位。

ドライバーズポイントでは、#100 HSVの伊沢&小暮が首位を守り、2位に上がってきた松田&オリベイラ(#12 GT-R)に対し4点をリードするかたちとなった。立川&平手(#38 SC)は手痛い無得点で首位から12点差の4位に後退。3位は脇阪&石浦(#38 SC)で首位とは9点差だ。

次戦以降は再び国内が舞台。第4戦は7月27~28日に宮城県・スポーツランドSUGOで開催される。

《遠藤俊幸》

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