四国運輸局、「津波救命艇ガイドライン」を策定

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四国運輸局、「津波救命艇ガイドライン」を策定
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四国運輸局は、「津波救命艇」の試作艇を完成し、一般公開したが、津波救命艇の円滑な普及を図るため、津波救命艇の製造にあたって指針となる技術基準を内容とする「津波救命艇ガイドライン」をまとめた。

同局では、津波災害時の避難に対する一つの方策として、「浮いて生き延びる」津波救命艇の試作艇を開発・建造して、これを一般公開した。

津波救命艇は、近隣に避難場所がない避難困難地域の自治体、幼児、高齢者等の災害時要援護者が津波から身を守るために開発したもので、避難者が艇内で安全安心に過ごせるほか、転覆しても元の状態へ戻る自己復原性能や秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備える。

同省では、津波救命艇の製造者、使用者に対し、安全性、機能性の基準、試験方法など、運用方法を定めることにより、安全性を確保し、円滑な普及を図ることを目的に「津波救命艇ガイドライン」を策定した。

ガイドラインは製造・販売事業向けに、原型承認の基準や試験、同一性確認試験のほか、救命艇を設置する自治体・団体向けに設置方法、搭乗方法の選定、導入時の点検方法、保安措置、定期点検整備などを定めている。

また、同局は6月27日、香川県高松市のサンポートホール高松で「津波救命艇ガイドラインに関する説明会」を開催する。収容人数は100人。

《レスポンス編集部》

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