日産自動車の欧州法人、欧州日産が6月4日に発表した『マイクラ』(日本名:『マーチ』)の大幅改良モデル。欧州仕様のエンジンは、2種類が用意される。
欧州仕様のマーチのエンジンは、HR12DE型1.2リットル直列3気筒ガソリン。最大出力は80psと、日本仕様(最大出力79ps)と基本的に共通だ。CO2排出量は115g/kmと、環境性能は良好。トランスミッションはエクストロニックCVTだが、欧州では5速MTも選択できる。
欧州向けならではのエンジンが、「DIG-S」と呼ばれる直噴1.2リットル直列3気筒スーパーチャージャー。このユニットは日本仕様の『ノート』に搭載される「エコスーパーチャージャー」で、マイクラの場合、最大出力98psを引き出す。
環境性能の高さが、DIG-Sの特徴。アイドリングストップの効果もあり、欧州複合モード燃費は24.4km/リットル、CO2排出量は最も低いモデルで95g/km。欧州日産は、「ディーゼルエンジン並みの燃費性能」と自信を示す。
DIG-Sエンジン搭載車には、「PURE DRIVE」エンブレムを装着。これは、欧州市場で重視されるCO2排出量が、120g/km以下であることをアピールしている。