【PCCJ 2013】スポット参戦の松井がポール・ツー・ウィン達成…PCCJ 第5戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦
  • ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦
  • ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦
  • ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦
  • ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦
  • ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第5戦

PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の2013シーズンは、ダブルヘッダーラウンドのため前日第4戦に続き、6月2日(日)に富士で第5戦が行われた。

前戦でクラッシュしたゼッケン12番小河諒とゼッケン14番川端伸太朗は、マシンの修復が間に合わず、残念ながらレースを欠場。第5戦は12台のマシンによって勝敗が競われることとなった。

第4戦決勝レース中のベストラップ順で決まるスターティンググリッドにより、ポールポジションはスポット参戦のゼッケン8番松井孝允が獲得。2番グリッドにゼッケン78番近藤翼、3番グリッドにゼッケン19番永井宏明が並ぶ。ジェントルマンクラスでは、第4戦ウイナーのゼッケン2番田島剛がクラス最上位の6番グリッドからスタートを迎える。

そんな決勝レースは、序盤から荒れる展開となった。なんと、2番手の近藤のマシンが加速できず、後続車に次々と抜かれて行く。そしてそのままコースサイドに停止。原因はクラッチトラブルだった。
「シグナルが消えたときには、もうダメでした」と、第4戦のウィナー、近藤が早くもここで消えることとなる。

ライバルの離脱により、トップ松井は周回を重ねるごとに後続とのギャップを築き始める。それを必死で追う2番手永井だったが、「全力で追いかけましたが、松井選手は速かったですね。タイムが安定せずに、差をつめることができなかった」と語り、逆転は叶わず。

結局、松井が一度もトップを明け渡すことなくポール・トー・ウインを達成。スポット参戦ながら、PCCJ初勝利を挙げる。
2位には、今季最高位チェッカーとなった永井が入った。トップ2台の後方、3位フィニッシュは4番グリッドスタートのゼッケン32番飯田太陽だ。

さらに、最後まで目が離せないバトルとなったのが4位争い。前日と同様、チャンピオンクラスに参戦のゼッケン25番神取彦一郎と、ジェントルマンクラスの田島が一騎打ちを繰り広げる。
まず、7周目の1コーナーで神取が田島をパスし4番手に浮上。田島は5番手にポジションを落とす。

ところが、レース中盤に一度は広がった両者のギャップがファイナルラップで急接近。迎えた最終コーナーでは、ここぞとばかりに田島が神取に仕かけた。
だが、焦りが影響してスピンを喫すると、その隙にゼッケン33番Ogino Tetsuoが田島をかわす。結果、4位神取、5位Ogino、6位田島の順でのフィニッシュとなった。

これにより、ジェントルマンクラスの勝者はOgino。2位に田島、3位がゼッケン7番星野敏となった。ファイナルラップでのスピンによりクラス優勝を逃した田島は、「攻めた結果、仕方がない」と納得の表情を見せる。

ジェントルマンクラスウィナーのOginoは、第4戦のアクシデントを乗り越えての結果に感謝の言葉を口にした。「トップに立った瞬間は嬉しかったです。昨日はいろいろな方に迷惑をかけてしまった。スタッフのみなさん含めて感謝しています。レース中に、視野を広く余裕を持てたことが今日の結果につながったと思います」。

次戦のPCCJ第6戦は、6月23日(日)ツインリンクもてぎでの開催。このレースはPCCJシリーズ戦としては初となる「セミ耐久レース」での一戦となり、通常のスプリントレースの倍以上となる30周(もしくは70分)のロングディスタンスで勝敗が競われる。

タイヤマネージメントなど、耐久レースならではの駆け引きや戦い方が大きなカギとなりそうだ。

《根賀亮仁@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集