フランスの自動車大手、ルノー。同社が欧州において、大型の融資を受けることが分かった。
これは5月27日、欧州投資銀行(EIB)が明らかにしたもの。同銀行は、「ルノーグループに対して、4億ユーロ(約525億円)の融資を行う」と発表している。
ルノーは今回のEIBからの大型融資を、主に研究開発に充当する予定。環境に優しく、手頃な価格の新型車の開発を促進していく計画だ。
具体的には、新世代のプラットフォーム(車台)やパワートレインを開発。この新世代プラットフォームについては、『トゥインゴ』次期型となる都市型コンパクトカー用の車台がメインとなる。
欧州投資銀行のPhilippe de Fontaine副代表は、「この技術がルノーの開発力と競争力を維持しながら、未来に向けた陣頭指揮を執るものになる」と述べている。