米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズが2012年6月、米国市場で発売した新型EV、『モデルS』。同車が2013年第1四半期(1-3月)、米国で最も売れたEVになったことが判明した。
これは5月8日、テスラモーターズが発表した2013年第1四半期決算において、明らかにされたもの。モデルSの第1四半期の米国販売台数は4900台。日産『リーフ』の3539台、GMのシボレー『ボルト』の4244台を上回り、モデルSが米国の最量販EVに君臨している。
モデルSの4900台の実績は、テスラモーターズの予想を上回る台数。同社はこれを受け、年内の米国におけるモデルSの販売計画を、1万5000台以上へ上方修正。全世界では、欧州の1万台、アジアの5000台を含めて、年間3万台以上の需要を見込む。
テスラモーターズ2013年第1四半期は、売上高が前年同期に対して18倍以上の5億6200万ドル(約555億円)。純利益は1120万ドル(約11億円)と、四半期決算で創業以来、初の黒字を計上した。これは、モデルSの販売が伸びている効果である。