ボーイングは5月7日、C-17グローブマスターIII航空機用のトレーニングセンターを、オハイオ州のライト・パターソン空軍基地に納入したことを公表した。
このトレーニングセンターによって、パイロットと機上輸送係は現場でトレーニングすることが可能となる為、大幅なコストを削減することができる。
「2011年の7月に最初のC-17をライト・パターソン空軍基地が受け取って以来、地元のクルー達は飛行認定訓練を継続する為に、国内の他の基地に一時的に赴任しなければならなかった。しかし今、自らのトレーニングセンターを持つことでトレーニングの効果を増大させると共に、旅に要する時間とコストを削減できる」とアメリカ空軍C-17プログラム管理者、マイケル・ギャレ氏は語った。
ライト・パターソン空軍基地の施設は、新しく完全にネットワークされたC-17ウエポンシステム・トレーナー(WST)、トレーニング管理システム、コンピューターベースのトレーニング装置、コア統合プロセッサー・タスクトレーナーとポータブルフライト計画装置を含む。新しいWSTは、世界中にある他のアメリカ空軍のWST装置とネットワークする機能を持ち、チーム間の作戦トレーニングを可能にする。