小田急3月期決算、鉄道事業や航路事業好調で増収増益

鉄道 企業動向

小田急電鉄が発表した2013年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比26.9%増の364億円と増益となった。

売上高は同1.4%増の5152億円となった。各事業で積極的な営業活動を行ったことに加え、前年度の上半期を中心に東日本大震災による影響を受けたことの反動などから増収となった。

営業利益は同14.2%増の441億円となった。当期純利益は固定資産の減損処理に伴う特別損失を計上したものの、同10.3%増の197億円と増益だった。

鉄道事業は、昨年3月に実施したダイヤ改正などにより定期外収入が増収となったほか、定期収入も堅調に推移したことから、営業収益は同2.8%増となった。

航路事業は、箱根観光船が今年3月に新型船「ロワイヤルII」の運航を開始するなど、箱根エリアでの交通利便性の向上を図ったことなどから営業収益は同11.4%増となった。

今期の通期業績見通しは売上高が同0.6%増の5183億円と微増を予想。営業利益は同2.1%減の432億円、経常利益が同5.7%減の343億円、当期純利益が同6.7%増の210億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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