BMWグループのMINIは4月17日、インドでMINIの現地生産を行うと発表した。地元の欧州以外で、MINIを生産するのは、2001年にBMW傘下のMINIブランドが誕生して以来、初めてとなる。
MINIを現地生産するのは、BMWのインド・チェンナイ工場。MINIの一部車種を組み立てる計画で、まずは年内に、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)の生産を開始するべく、準備を進めている。
今回の現地生産の決定は、インドにおいてMINIに対する需要が増していることを受けたもの。MINIは2007年にインド法人を設立し、2012年3月にインド国内5ディーラーを通じて販売活動を開始したばかりだが、2012年は年間302台を売り上げた。
MINIを組み立てることになるBMWのチェンナイ工場は、2007年3月に稼働。現在、BMW『3シリーズ』や『5シリーズ』、『X1』、『X3』を生産している。
なお、チェンナイ工場で組み立てられるMINIクロスオーバーは、ディーゼルの「クーパーD」と、ガソリンの「ワン」の2グレードの予定。