英国のマクラーレンオートモーティブは4月3日、フランスで開催された欧州FIA GT選手権の開幕戦において、『12C GT3』に乗るセバスチャン・ローブ選手が初勝利を挙げたと発表した。
セバスチャン・ローブ選手といえば、シトロエンで数々の勝利を刻んだWRC(世界ラリー選手権)の不動の王者。WRC では9回、タイトルを手にしている。
しかし今シーズンは、活動の軸足をWRCから他のモータースポーツに移すと表明。欧州FIA GT選手権にも参戦することが決定していた。
欧州FIA GT選手権の2013年シーズンの開幕戦は3月30日、フランス・ノガロサーキットで開催。マクラーレンの新型スーパーカー、『MP4-12C』がベースの12C GT3を駆るセバスチャン・ローブ選手は、チームメイトのAlvaro Parente選手とともに見事な走りを見せ、初参戦の欧州FIA GT選手権で初勝利という快挙を成し遂げた。
レースを終えたセバスチャン・ローブ選手は、「素晴らしいレースだった。開幕戦の勝利は本当にうれしいよ」とコメント。さらに、「12C GT3はドライ路面では最高。でも、ウエット路面でのバランスは煮詰める必要ありだね」と、冷静な分析を加えている。