【新聞ウォッチ】中国で鳥インフル感染拡大、上海モーターショー危うし?

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日産フレンド・ミーの予告イメージ
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年4月4日付

●米市場「アメ車」快走、3月新車販売07年以来の高水準「大型・高級」伸び、韓国勢は苦戦(読売・10面)

●銀座線、86年目の大改修、東京メトロ、全228車両を新型化(読売・10面)

●鳥インフルエンザ中国警戒、感染拡大,経路不明(朝日・2面)

●中国市場販売軒並み前年割れ、日本車の回復遠く(毎日・8面)

●豪EPA交渉、日本車の関税維持主張、早期撤廃の方針転換、TPP波及必至(東京・3面)

●手動運転練習装置を開発、ホンダ、障害者向け病院など普及目指す(東京・7面)

●GWの旅行国内シフト、海外5年ぶり前年割れ、日並び・円安響く(日経・3面)

●ガソリン価格、4週連続下げ、1日時点、店頭(日経・9面)

●ホンダ、世界展開迅速に「フィット」6地域で開発体制、次モデルから(日経・11面)

●自動車部品変わる供給網「小が大をのむ」賭け(日経・11面)

ひとくちコメント

中国で発生した鳥インフルエンザは浙江省で新たに2人の感染者(うち1人が死亡)が確認され、感染者はこれで計9人に増え、うち3人が死亡したという。きょうの朝日などは「人への感染の経路が特定できぬまま、影響は急速に広がっている」と報じている。

また、中国政府は警戒態勢を強化。日本政府も中国への渡航者に対する注意喚起と上海市に長期滞在している日本人(約5万6000人)に対しても注意を呼び掛けているそうだ。

領事館のホームページでは「生きた鳥が売られている市場などで不用意に鳥や家畜に近寄らないように」と注意喚起。人混みではマスクを着用し、高熱や呼吸困難の症状が出た場合はすぐに医師の診断を受けるよう求めている。

そこで気になるのは4月21日から29日まで上海新国際博覧センターで開催される上海国際モーターショーである。日産自動車はコンセプトカー「フレンド・ミー」の世界初公開を予定するなど、日本車メーカーは昨秋以降、尖閣問題で低迷している中国市場での巻き返しを狙っている。

2003年の上海モーターショーでは、当時中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)が大流行したため、会場内ではマスク着用のコンパニオンも登場するという警戒態勢の中で開催されていた。現時点ではその種の関連報道は見当たらないが、感染への対応に神経を使っている出展企業も少なくない。SARSの時の二の舞にならなければいいのだが…。

《福田俊之》

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