2012年に初開催された、“アルペン・クラシックカー・ラリー”の2013年の開催概要が発表された。主催はアルペン・クラシックカー・ラリー事務局。
このラリーはWRCなどで活躍しているラリードライバー、新井敏弘氏を大会会長とした、クラシックカーによる本格的なターマック(舗装路)ラリーである。
昨年は、11月16日から18日まで24台、54名が参加。東京赤坂のアークヒルズをスタートし、群馬サイクルスポーツセンター(群馬県利根郡)や、林道を封鎖したSS(スペシャルステージ)やヒルクライムを実施し、18日にスタート地点と同じアークヒルズにゴールした。
大会会長の新井敏弘氏は、「昨年は事故などのトラブルのことが念頭にありコース設定をしたが、予想以上にドライバーのスキルが高く、大きな事故もなく進行できた。また、SSの数を多くし、真剣に走るとどれだけ疲れかということも体験してほしかった」と振り返り、今年は、「趣向を変えて、もっと楽しんで走れるような設定にしたい」と話す。
今年は11月1日から3日にかけて、スタートとゴール地点は昨年と同じアークヒルズ。競技は群馬県内(詳細検討中)で開催を予定。5月18日と、8月24日にペースノート作成方講習などのプラクティスがあり、今年初参加者は受講を義務付けられる。
また、レギュレーションに関しては、年式が1975年までに生産された車両、及び同型車。クラス分けは、プロダクションクラス(オリジナル重視)、スペシャルクラス(ある程度の改造可)、Fクラス(全て可)の3クラスで、各クラスごとに排気量を1300cc以下、2000cc以下、それ以上と区切り、合計9カテゴリーとなる。さらに、レジェンドクラスという、過去のラリーで活躍した車両のクラスも設けられる。そのほか、クラシックミニのみのクラスも現在検討中だという。