2月4日、欧州宇宙機関(ESA)は2代目『ベガ』ロケットの第1ステージである「VV02」が、フランス領ギアナにあるヨーロッパの宇宙港で発射台に備え付けられたと発表した。
P80固体推進モーターとその推進偏向システムによる中間段0/1から成るアッセンブリーA1Aの到着で、一連の打ち上げ準備が開始された。
クールーにあるレグルス施設において、P80は88トンの推進剤を搭載、そこからユーロプロプルージョンによってノズルと火薬点火器が一体化された。中間段0/1では熱からの保護、電気ハーネスと推進ベクトル電気機械システムが加えられた。
ベガVV02はESAのVERTA(ベガ・リサーチ・アンド・テクノロジー・アカンパニメント)プログラムによる5回の飛行が予定されている中の最初の一つにあたり、打ち上げシステムの柔軟性を実証する目的を持っている。VV02はESAの4つのミッションの最初のプローバVを打ち上げる予定で、この衛星は搭載された現行のものより少量の植生観測器機によって、日々の植物分布や成長の概要を提供する。
この後に続くベガ・ロケットの第2のペイロードは、アストリウムによって製造されたベトナム政府の為の、VNREDSAT(ベトナム・ナチュラル・リソーシズ・エンバイロンメント・アンド・ディザスター・モニタリング・サテライト)である。