日産自動車は、『アトラスF24』特装車にマルチビューモニターを搭載した「ドライバン」と「冷蔵・冷凍車」を追加設定し、1月25日より販売を開始した。
マルチビューモニターシステムは、2011年の東京モーターショーおよび東京トラックショーに参考出品した日産の先進技術で、乗用車に搭載されている「アラウンドビューモニター」をトラック用として進化させたもの。
荷台の上面4か所に配置したカメラが車両の周囲の様子を捉え、その映像を運転室内上部のハイマウントモニターに映し出し、運転シーンにおける安全確認をサポートする。状況に応じて自動的に映像が切り替わり、ドライブモードではルームミラーで後方を見ているのと同様の映像「ルームミラービュー」、リバースモードでは駐車時に便利な、車両を上方から見下ろしているような映像「トップビュー」が表示される。
また、建物の軒下との干渉を確認できる車両後部上方の映像「ルーフビュー」や、車両後方障害物の確認をサポートする「リアビュー」も設定。また右左折の際のターンレバー作動時は、車両の前部から後部までの側面周囲の映像「サイドビュー」が表示され、特に左折時の巻き込み防止に役立つ。
価格はドライバンが298万6200円から499万0650円、冷蔵・冷凍車が518万3850円から672万5250円。