ジャパン・マリンユナイテッドなど、大水深海域用半潜水型掘削リグを共同設計

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ジャパン・マリンユナイテッド、日本海洋掘削、IHIの3社は、最新鋭の大水深海域用半潜水型掘削リグを共同設計することで合意した。

大水深海域での探鉱開発活動が世界的に活発化し、大水深掘削リグに対する需要が増加している中、大水深掘削リグの建造は韓国やシンガポールの造船所に集中している。

今回、日系企業3社は、それぞれが得意分野でのノウハウを生かして、日本で競争力のあるデザインと仕様を備えたセミサブ型リグを共同開発・設計を目指す。

日本で唯一のオフショアドリリングコントラクターである日本海洋掘削は、40年以上にわたる操業実績を持ち、大水深を含む海域での掘削・操船作業のノウハウを蓄積している。

ジャパン・マリンユナイテッドは今年1月1日付けでユニバーサル造船とアイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド(IHIMU)が統合して発足した。統合前のIHIMUが新型掘削リグ基本コンセプトを開発し、日本海事協会とアメリカ船級協会からコンセプト承認を取得している。

また、IHIMUとIHIは、日本海洋掘削と関係会社が所有・運用する半潜水型掘削リグの大規模改造・アップグレード工事を受注し、2009年と2012年にそれぞれ工事を実施した。これらのノウハウを融合させ、3社で建造工期の短縮化、建造費を低減した競争力のあるセミサブ型リグを設計する。

《レスポンス編集部》

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