ハンディクラウンは、高機能洗車ブラシ新「B&Yシリーズ」、およびトヨタ『86』コラボグッズとして採用された「トヨタ86スペシャルパッケージ」を発売した。
同製品の発表は、11月25日に富士スピードウェイで開催した「トヨタ ガズーレーシング フェスティバル2012」の会場で行なわれ、多くのトヨタ86オーナー、スポーツカーファン、洗車愛好家の注目を集めた。
会場のハンディクラウンブースには86開発責任者の多田哲哉氏が訪れた。
多田氏は「トヨタ86のオーナーの方でサーキット走行を楽しむ人たちは一握り。スポーツカー、86を実用的に使ったり、洗車することに歓びを感じている方も多いんですよ」と86オーナーの実態を話す。
「すでにトヨタ86用ブラシの噂は86オーナーの間に広まっていて、いつ発売されるのか、いつどこで買えるのか、という声がボクのところにも届いてきています。クルマを洗うこともトヨタ86が推進しているスポーツカーカルチャーのひとつなんだと思います」と、期待を寄せた。
新B&Yシリーズのラインナップは、フラッグシップモデルのボディ用「やわかるバー」、それと同じ毛材のスペックを持つハイルーフ用、2ウェイの隙間用、そしてタイヤ用、ホイール用が揃っているが、トヨタ86用スペシャルボックス(8600円)とは内容が違う。この点について開発プロジェクトメンバーであるモータージャーナリストの青山尚暉氏に聞いた。
青山氏によると「86はハイルーフではないので、ハイルーフ用のかわりにスポーツカーオーナーが気になる足回りを洗うための専用ブラシをセットにしました。ホイールハウスやサスペンション、マフラー回りを洗うためのものです」と話す。
「毛材の色はボディ用が黄色。汚れのひどい下回りやタイヤ用は黒に色分けされているのも特徴です。また、やわかるバーは実は一般向けのB&Yシリーズと86用では長さが違います。一般向けは27cm。86用は30cmで、“TOYOTA86”のロゴがボディ、キャップに入っています」
「長さが違う理由は一般向けB&Yシリーズにはハイルーフ用があって、手の届きにくい部分の洗車に対応しています。しかし86はハイルーフ用こそ必要ありませんが、FRのスポーツカーらしくボンネットが長く大きい。そこでボンネットの中央にも手が届きやすいように3cm長くしたのです。また、使用後、吊るして乾燥させるためのフックも86専用です」と製品開発のこだわりについて話した。