日本航空(JAL)グループが発表した10月の輸送実績によると、国際線の旅客人数は前年同月比1.4%増の60万3684人と前年を上回った。利用率は77.1%だった。
太平洋線が同7.4%増、欧州線が同8.4%増、東南アジア線が同18.3%増、グアム線が同5.9%増、オセアニア線が同9.2%増と好調だった。
ただ、領土問題の影響から韓国線は同11.9%減の7万1954人、中国線が同33.0%減の6万8311人と、特に中国が大幅に落ち込んだ。韓国線の利用率は75.6%、中国線が66.4%だった。
国内線旅客人数は同0.1%減の276万4632人と、微減ながら3か月ぶりに前年割れとなった。
羽田と結ぶ路線では、主力の札幌、福岡が前年割れとなったほか、関西、三沢、山形なども落ち込んだ。国内線の利用率は68.4%だった。
貨物郵便輸送実績は、国際線の貨物が同8.2%増の2万1630トン、郵便が同13.2%減の2198トンだった。国内線は貨物が同0.2%増の3万3495トン、郵便が同3.6%減の2286トンだった。