フォード、マツダとの米合弁工場を改修へ…フォード単独工場に

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フォードモーターの米ミシガン州フラットロック工場(旧マツダとフォードモーターのAAI)
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マツダとフォードモーターの米国合弁工場、AAI(オート・アライアンス・インターナショナル)。8月24日、同工場におけるマツダ車の生産が終了したことを受け、フォードモーター単独工場として、再出発が図られた。

これは9月10日、フォードモーターが発表したもの。AAIは新たに、工場所在地のミシガン州の地名にちなんで、「フラットロック組み立て工場」にネーミングを一新。引き続き、フォードモーターとマツダが折半出資している工場であることに変わりはないが、生産車種については、フォード車のみとなる。

生産車種は、従来からの『マスタング』だけでなく、2013年からフォードモーターの米国主力セダン、『フュージョン』の新型モデルを追加。同車は今秋、2013年モデルとして米国市場へ投入される予定だ。

またフォードモーターは、5億5500万ドル(約435億円)を同工場へ投資。最新のプレス加工や柔軟性に富む組み立てライン、環境に配慮した塗装工程を備えた工場に改修する。さらに、セカンドシフト制を導入して、1200名を追加雇用する計画。

フォードアメリカズのマーク・フィールズ社長は、「フラットロック組み立て工場は、我々の成長計画を象徴する存在。新型フュージョンを含めて、今後も消費者が欲しがる商品を開発していく」とコメントしている。

《森脇稔》

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