8月5日、富士スピードウェイでハイブリッドカーによる真夏の2時間耐久レース“Eco Car Cup 2012”夏大会が開催された。同レースに『プリウス』や『CR-Z』など56台のハイブリッドカーが参加、2時間の耐久レースの中で「速さ」と「燃費の良さ」を競った。
レースは、普段SUPER GTなどが開催されるレーシングコースを舞台に、「最低周回数31周」、「最速ラップ3分15秒以下」、「最低3回のピットイン」などのルールのほか、ナビゲーターが同乗しドライバーと一体となった走行が求められるラリー競技の要素も盛り込まれ、燃費だけを意識したエコランや、順位を狙う速さだけでは勝てない仕組みで、チームの総合力が試される。
参加車両も、無改造の「ノーマルクラス」やハイブリッド専用設計でない「アシストクラス」から、ナンバー付きで一部改良を認めた「エキスパートクラス」、ナンバー無しで競技用の「スーパーハイブリッドクラス」まで、幅広い車種が参加していた。
晴天に恵まれ気温がグングン上昇していく中、レースは正午にスタート。燃費をよくするためエアコンをOFFにして参加するチームも多数いて、皆汗だくになりながらレースを戦った。そんな2時間の耐久レースを征したのは、ZVW30型プリウスで参戦した「チームプリ友」。レースでの順位は5位、給油量の少なさで2位といずれも好成績を残し総合優勝した。
総合2位はZE2型インサイトで参戦した「童夢レーシングチーム」でレース順位12位、燃費で8位、総合3位はZE1型インサイトで参戦した「GANJA_BABY」でレース順位18位、燃費で4位という結果であった。