ホンダ岩村副社長、米国シェア「狙いとしては11%」

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ホンダ・岩村哲夫副社長
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  • ホンダ第1四半期決算会見
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ホンダの岩村哲夫副社長は主力の米国市場での2012年暦年の四輪車シェアについて「10%は確実にやっていくし、狙いとしては11%になっていくのではないか」との見通しを示した。岩村副社長は7月31日に都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。

ホンダは2012年に米国で前年比28%増となる147万台の四輪車の販売を計画している。1月から6月までの販売実績は前年同期比15%増の70万0982台だった。

岩村副社長は米国での販売状況について「少し勢いが出てきている」とした上で、「(今秋以降に)『アコード』の全面改良や『シビック』の一部改良があるし、『CR-V』も絶好調なので、どこまでけん引できるかにかかっている」と説明した。

また米国の全体需要は「今ヨーロッパの影響とか色々あるが、どんなに悪くても1400万台はいくと思っている。何とかヨーロッパの影響が今のままでとどまれば、おそらく1430万台ぐらいまではいくのではないか」と述べた。

岩村副社長の予想通りに米国の全需が1430万台になった場合、11%のシェアとなるには約157万台の販売が必要で、ホンダの期初の計画を10万台上回ることになる。

《小松哲也》

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