日産自動車から9月に発売が予定されている新型『ノート』は、革新的で乗ってワクワクする、優れたデザインのクルマだという。
そのデザインコンセプトのひとつに、“スペーシャスコンフォート”がある。デザイン本部プロダクトチーフデザイナーの前田敦さんによると、「Aピラーの付け根を前に出し、かつ、ルーフのトップ(一番高いところ)を現行ノートよりも前にしたことで、広々感をより感じてもらえるでしょう」と話す。
さらに、後席に乗車した場合も、「前席のルーフに向かって高さが高くなっていくので、前方の広がり感があり、見晴らしが良くなっています」という。
そのインテリアでは、センタークラスターにデザインの特徴のひとつがある。「いくらでもお金をかけていいとすれば、いろいろやることはありますが、限られた原資をうまく使うということで、ある程度絞って注力しました」とし、そのひとつがこのセンタークラスターだとした。
具体的には、「使う色を3つ(黒、グレー、シルバー)で組み合わせました。日本人は高い素材を使わなくても、組み合わせで高級感を表現することがあります。そのイメージで配色を考え表現しました」と語った。