すでにグランプリウィナーの名簿に載っているウィリアムズのパストール・マルドナドが、2012年ピレリタイヤの理解が相当程度深まり、昨年以上にタイヤを使いこなせていると感じているそうだ。
何かとタイヤが話題になることの多い今シーズンだが、チーム間のタイヤの理解度には差があり、フィールドのいたるところで悲喜劇が繰り広げられている。
今年スペインGPで優勝、バレンシアのヨーロッパGPではルイス・ハミルトンとクラッシュするまで3位圏内を追ったマルドナドは、今季のピレリタイヤの能力を引き出す術を見切ったと自信を持って語る。
「タイヤの理解度については自信を持っている。去年に比べても不安のないところまで理解できている。今年のタイヤはおそらく大きく変わったはずだが、フィーリング的にはとても気に入っているよ」
「タイヤを傷めず温存する方法や、タイヤを長く使いながらのレース展開づくりもわかっているつもりだ。慢心したら進歩は止まるのは十分承知だが、僕自身とマシンとタイヤのコンビネーションはとても高いレベルにあるというのが実感だ」
マルドナドの言葉が本当なら、彼は再びいずれかのタイミングで勝利するだろう。