宮﨑あおい「おおかみこどもの雨と雪」パリで挨拶

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国内では7月21日から全国公開となる劇場アニメ『おおかみこどもの雨と雪』が、早くも世界各国で注目を浴びている。高い評価を受けた『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田守監督による最新作ということもあり、公開前からすでに世界34か国・地域での配給が決定しているほどだ。
そうしたなかで6月25日には、細田作品が特に高い評価を受けるフランスのパリにて、ワールドプレミアin パリが開催された。会場となったのはパリ最大のシネコンUGC Ciné Cité les Halles (ユージーシー・シネサイト・レ・アール)、約500席のチケットは発売初日で完売するほどの人気となった。

ワールドプレミアには、日本から細田守監督と主人公の花を演じた宮﨑あおい さんも現地を訪れた。満席となった劇場で、細田監督は「世界に先駆けて、本作をフランスのみなさんにご覧頂けることを嬉しく思っています」と挨拶をした。
作品への反応は、上映中から高く、途中何度も歓声が起きるほど。エンディングでは盛大で温かな拍手が沸き起こり、スタンディングオベーションが約2分も続いた。場内で観客と一緒に映画を観ていた細田監督と宮﨑あおいも、喜びと安堵の笑顔となった。
宮﨑あおいさんは、「皆さんの感情表現がとても豊かで、こんなに笑うところがある映画なんだという新しい発見もあって、新鮮な気持ちで見ることができました」と挨拶を述べた。

こうしたなか今後のフランスでの配給プランも着々と進んでいる。8月29日から早くもフランス公開がスタートする。本作のフィルムのプリント数は50プリントで、フランスで人気の高い日本人監督の北野武監督作品『アウトレイジ』(50プリント)、アカデミー賞受賞作『おくりびと』(47プリント)と同じレベル。今後は、およそ100館のブッキングとなる勢いだという。
また、フランス滞在中に細田監督は、「ル・モンド」、「フィガロ」、「リベラシオン」、「TF1」といった同国の有力メディアからの取材を相次いで受けている。本作への関心の高さが表れた。

また、6月27日からパリでは、映画公開記念として「おおかみこどもの雨と雪」細田守アートワーク展も開催されている。細田作品の背景画やキャラクター設定画などが展示され人気を集めている。
会場となるGalerie Arludik(ギャラリー・アーリュディック)は、アニメーションとコミックスのアートに特化したギャラリーで、これまでにティム・バートン監督や宮崎駿監督などの個展を開催してきた。こちらにも細田監督が姿を見せ、サインを求める多くのファンが監督を囲むなどその人気を見せつけた。

『おおかみこどもの雨と雪』
7月21日(土)より全国東宝系にて公開
http://www.ookamikodomo.jp/
http://www.ookamikodomo.jp/

細田守監督、宮﨑あおい 「おおかみこどもの雨と雪」ワールドプレミアinパリで挨拶

《animeanime》

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