28日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」。トヨタ自動車のスタンドを埋め尽くした『86』(欧州名:『GT86』)の写真が、現地から届いた。
同フェスティバルは1993年、マーチ卿がイングランドのウエストサセックス州グッドウッドの広大な邸宅で始めたイベント。世界中から新旧のレーシングカーが集結して賑わいを見せる。
86は、英国で6月末に発売。トヨタにとっては、まさにこのグッドウッドが最高のアピールの舞台だ。そこで、市販モデルからコンセプトカー、レーシングカーまで、様々な86が顔を揃えた。
中でも注目は、GAZOOレーシングがチューニングを担当した86のコンセプトカー、『GRMN SPORTS FR』。直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンは、ターボとスーパーチャージャーでダブル過給。最大出力は320ps、最大トルクは43kgmと、ノーマルに対して120ps、22.1kgmの性能向上を実現する。同車は30日、グッドウッド名物のヒルクライムで、初めてその走りを披露する予定。
英国は、スポーツカー好きのお国柄。来場者の86に対する関心も、高いようだ。