全体相場は続伸。
経済指標の改善などを受け前日の米国市場が反発。米国景気後退に対する警戒感が一服したことから輸出関連株を中心に買いが先行した。
機関投資家の買いも観測され、全面高の展開。平均株価は前日比143円62銭高の8874円11銭と続伸。5月17日以来1か月半ぶりの高値水準を付けた。
円相場は強含みの展開となったが、自動車株も買い戻しが入り全面高。
トヨタ自動車が80円高の3110円と4日ぶりに反発。この日発表された5月の国内生産実績は、前年同月比2.6倍の27万4811台となり、10か月連続のプラス。調整局面が続いてきたが、好実態を評価した買いが入った格好だ。
マツダも2円高の103円と4日ぶりに反発。大手経済紙が「新型SUV『CX-5』の生産能力を2013年をメドに5割増の年24万台まで高める」と報じたことが好感されたもよう。
日産自動車が13円高の734円と続伸し、ホンダが56円高の2663円と4日ぶりに反発。
こうした中、三菱自動車が1円安の78円と小反落。