【グッドウッド12】タイレルP34など、伝説の6輪F1マシン3台が勢ぞろい

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
タイレルP34(1976年)
  • タイレルP34(1976年)
  • タイレルP34 1976日本GP仕様ラジコンカー 参考画像

1970年代のF1で、一世を風靡したマシンとして知られる6輪車。この6ホイーラーのF1マシン3台が、世界で初めて顔を揃える。

これは28日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」で実現するもの。同フェスティバルは1993年、マーチ卿がイングランドのウエストサセックス州グッドウッドの広大な邸宅で始めたイベント。世界中から新旧のレーシングカーが集結して賑わいを見せる。

今年のグッドウッドの目玉のひとつになりそうなのが、3台のF1・6輪マシンの展示。タイレル『P34』(1976年)、マーチ『2‐4‐0』(1976年)、ウィリアムズ『FW08B』(1982年)の3台が、グッドウッドに顔を揃える。主催団体によると、3台のF1・6ホイーラーが同時に展示されるのは、世界初という。

3台の中でも、タイレルP34は1976年のF1にデビューするや、4戦目でワンツーフィニッシュという快挙を成し遂げたマシン。この成功を横目に、実験車として開発されたのが、マーチ2‐4‐0と、ウィリアムズFW08Bだ。6ホイーラーは当時、空気抵抗を減らし、トラクションを稼ぐという点で有利とされた。

しかし1983年、F1はレギュレーションを改正し、4輪車以外を禁止に。この時点で、6ホイーラーの開発に終止符が打たれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集