フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は21日、四輪駆動のミッドサイズワゴン『パサート オールトラック』を発売した。価格は494万円。
VGJ広報部の丸田靖生部長は「昨年5月に発売した新型『パサート』シリーズは我々がほぼ狙ったような形で順調な1年目を滑り出したが、やはり2リッターターボや3.6リッターV6の四駆に乗っていた方がけっこう多く、もう少し上級なモデル、とくに四輪駆動を求められるお客さんがミッドサイズワゴンセグメントにはかなりいる」と、パサート オールトラック導入の背景を語った。
また商品特徴としては「先代のパサートヴァリアントにも四駆はあったが、車高を3cm上げたりとか、アウトドアルックのようなバンパーとかバンパーガードそしてホイールアーチはやっていなかった。そういった意味では、より差別化できるスタイリングとなっている」と述べた。
さらに「(日本で販売する)パサートの基本車種は1.4リッターに統一したが、この車はやはりアウトドアとかよりスポーティーな走行をされる方向けに、『ゴルフGTI』などと同じ2リッター直噴ターボと、6速デュアルトランスミッションであるDSGを採用した」としている。