全体相場は3日ぶりに反落。
スペイン国債の利回り上昇に伴う金融システム不安から、前日の米国市場が下落。海外市場の上昇を期待した投資家が多かったため、失望感から主力銘柄への反動売りが先行する展開となった。
20か国・地域(G20)首脳会議など海外の重要イベントを控えているとあって、市場は模様眺め気分が支配的。円相場が対ドル、対ユーロで再度強含みに転じたことも売りを誘った。
平均株価は前日比65円15銭安の8655円87銭と反落。東証1部の売買代金は7日連続で1兆円を割り込んだ。
外為市場で円相場が強含みに転じたことを嫌気し、自動車株は全面安。
トヨタ自動車が40円安の3015円と反落。一部新聞が「中国・天津での新工場建設の検討に入った」と報じたが、改めて材料視されなかった。
ホンダが30円安の2549円、日産自動車が16円安の746円と反発した。
こうした中、三菱自動車が79円で変わらず。