欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲングループ。2018年までに世界最大の自動車メーカーを目指す同社が、米国の大手商用車メーカー、ナビスターの買収を検討していることが分かった。
これは10日、『フィナンシャル・タイムズ』のドイツ版が報じたもの。同メディアが関係者から得た情報として、「フォルクスワーゲングループがナビスターの買収に関心を寄せている」と伝えたのだ。
北米の大型トラック市場では、「フレイトライナー」ブランドがシェア第1位。同ブランドは、フォルクスワーゲングループのライバル企業、ダイムラー傘下のダイムラートラックスが所有している。
また、ナビスターはここ数年、業績不振に陥っている。そこで、フォルクスワーゲングループは同社を買収し、北米における大型トラック市場攻略の足掛かりにしたい方針と見られる。
なお、すでにフォルクスワーゲングループは、欧州の商用車大手、ドイツのMANとスウェーデンのスカニアを傘下に収めている。