アウディジャパンが4日から販売を開始した『A1 スポーツバック』。アウディは、国内販売が好調に推移しており、その要因のひとつとなっているのは豊富なラインアップといえる。
一方で、ラインアップを維持するためには、車両ごとの性格、位置づけを明確にする必要がある。A1 スポーツバック担当の商品企画部天野一登氏に、ラインアップ拡充に伴う車両の差別化について訪ねると「やはり価格は分かりやすい指標になります」との解答を得た。
アウディでは、3ドアハッチバックの『A1』で1.4 TFSI 標準モデルが273万円から、5ドアハッチバックとなるA1 スポーツバックの1.4 TFSI 標準モデルが293万円からと、20万円の価格差。現行の『A3 スポーツバック』の1.4 TFSI 標準モデルは308万円からとなっており、A1 スポーツバックとはいまのところ15万円の価格差がついている。
さらに天野氏は「お客様はさまざまな形で情報を得られており、志向は細分化しています。個々のニーズにマッチするクルマを提供するためにはラインアップの拡充は欠かせません」とした。