ヤマハ発動機は、デザイン総合力の強化を目的に、スクーターなどのデザインを担当する子会社エルム・デザインのデザイン事業を、7月1日付けで本社に移管することを決定した。
ヤマハ発動機では、2012年1月に新設した「デザイン本部」が中心となり、デザイン面における全社的な戦略策定、人材育成、商品力強化といったデザイン総合力強化に向けた取組みを開始。今年4月には、「デザインディレクター」の設置により「デザイン戦略の策定」「人材育成」などの推進体制を整備した。
今回のエルムからのデザイン事業移管により、デザインを通じた商品力向上や商品以外の幅広い領域にもデザインの力を活用することが可能となる。
エルムは、ビッグスクーター『マジェスティ』シリーズや、電動バイク『EC-03』などのデザインを手がけ、その製品の多くがグッドデザイン賞を受賞するなど高い評価を受けている。