日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は4日、メディア各社の共同インタビューに応じ、「クルマファンづくり」の一環として、今年秋に東京で「学園祭のような催し」を開く計画を明らかにした。
今年は東京モーターショーの休催年となるため、新たなユーザー向けのイベントを開いて、国内需要の活性化につなげる狙いだ。会場は昨年東京モーターショーを開催した東京ビッグサイト(東京都江東区)とする予定。
豊田会長は5月の就任会見で、「クルマの魅力や楽しさを感じていただけるような取り組みを考えたい」と表明しており、モーターショーの休催年対策として、新たなイベントを企画することになった。
新モデルやコンセプトカーの展示が中心となるモーターショーに対し、自動車各社が趣向を凝らし「クルマの楽しさ」などをアピールする場となる見通しだ。豊田会長は、催しを通じて「クルマへの関心を高めてもらいたい。内容が固まり次第、順次ご案内したい」と話した。