米国トヨタ販売は1日、5月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は20万2973台。前年同月比は、7か月連続で前年実績を上回る87.3%増(季節調整済み)の大幅増。統計を取り始めた1980年以降、過去最高の伸びを記録した。
トヨタブランドの乗用車系では、主力3車種の好調さが際立った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、前年同月比94%増の3万9571台。『カローラ』は73.1%増の3万1847台。『プリウス』は186.3%増の2万1477台だ。プリウスの伸び率の高さは、『プリウスc』(日本名:『アクア』)の投入による部分が大きい。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比106%増の1万9248台と牽引。『ハイランダー』も87%増の1万1657台と伸びた。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は87.9%増の8765台、ミニバンの『シエナ』は56.4%増の1万4406台と好調だ。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が人気。大幅改良モデルが支持され、前年同月比68.1%増の1万0647台と大きく増えた。新型投入を控えた『ES』は13%増の2937台。『IS』は43%増の2656台。新型『GS』は1996台を販売し、前年同月実績に対して5倍もの伸びを示す。
米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「5月販売の伸びは新型車、とくにカムリやプリウスファミリーの好調さによるもの」とコメントしている。