【新聞ウォッチ】独VWも日本市場に2車種のEV投入を計画

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VW電気駆動担当グループ執行役員 Dr.ルドルフ・クレープス氏
  • VW電気駆動担当グループ執行役員 Dr.ルドルフ・クレープス氏
  • VWグループのEモビリティ戦略
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月31日付

●大飯再稼働決定へ、政府、来月上旬にも、関西首長容認で(読売・1面)

●VW、充電規格統一前向き、欧米EV主力日本側と交渉(読売・2面)

●迷う首相決別不発、小沢氏との溝埋まらず(朝日・3面)

●空の格安競争加速中、エアアジア3路線運賃を発表(朝日・11面)

●円急伸1ドル78円後半スペイン国債下落(毎日・4面)

●来週にも内閣改造、2閣僚ら交代、党役員も(産経・1面)

●EV電力供給家庭、日産リーフ来月制御装置販売(東京・7面)

●ガソリン147円台3ヵ月ぶり安値、店頭価格(日経・9面)

●独VW、日本にEV投入、来年にも2小型車、急速充電、国内規格に対応(日経・9面)

●ホンダ、400億円増益要因、「減価償却」定額法に変更相次ぐ(日経・15面)

ひとくちコメント

独フォルクスワーゲン(VW)が日本市場でも電気自動車(EV)2車種を2013年半ばに発売するという。一部のメディアと記者会見したEV開発担当のルドルフ・クレープス執行役員が明らかにしたそうで、きょうの日経などが取り上げている。

VWが投入する車種は年内に発売する小型車『up!(アップ)』のEV仕様と主力車『ゴルフ』のEVを発売する計画という。

EVで先行する日本市場に欧州の大手自動車メーカーも相次いで参戦することを表明しているが、そこで気になるのが急速充電用のコネクターの世界標準化だ。日本メーカーが提唱する「チャデモ(CHAdeMO)」方式に対抗して、米独メーカーはコンボ(Combo-connecotor)」方式の採用を表明。VWのクレープス氏は「しばらくは(両規格が)併存するのは仕方がない」と予想した。その一方で、日本に投入するEVで日本の急速充電方式の採用については「方式は地域に合わせて検討する」としたものの、明言は避けたとしている。

ただ、日経は「日本向けEVでは、急速充電器の普及で先行するチャデモを採用する意向を示した」と踏み込んだ記事を掲載。読売も「今後2〜3年は両方の規格を併存させ、5〜10年で世界統一規格にするのを望む」とのVW幹部の発言を取り上げて「日本側と交渉を進めていることを明らかにした」としている。

VWのクレープス氏は「重要なのは顧客の利便性」とした上で「欧州では1つの充電器でチャデモとコンボの両方を充電できる形になる」と、柔軟な姿勢を示したという。たしかに、急速充電の異なる規格をめぐっては、メディアの方も騒ぎ過ぎる。日本での輸入車の運転席をのぞくと、いつの間にか右ハンドルが多くなってきたではないか。

《福田俊之》

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