米国のフィスカーオートモーティブが、米国と欧州で発売しているプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『カルマ』。同車が、1000台目を納車したことが分かった。
これは29日、フィスカーオートモーティブが明らかにしたもの。2011年12月に発売されたカルマが、約半年を経て、販売台数が1000台の大台に到達したのだ。
カルマは、2個の強力なモーター(最大出力403ps、最大トルク132.6kgm)を搭載。約50kmをゼロエミッション走行できる。二次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、家庭用コンセントからも充電可能。
さらにカルマは、発電専用エンジンを搭載。バッテリー残量が少なくなると、GM製の直噴2.0リットル直列4気筒ターボエンジンが始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、最大航続距離は約480kmまで伸びる。
アルミスペースフレームにアルミ複合素材を組み合わせたボディは軽量に仕上げられ、0-96km/h加速5.9秒、最高速度200km/hのパフォーマンスを実現。カルマの米国ベース価格は、8万8000ドル(約700万円)だ。
フィスカーオートモーティブのトム・ラソーダCEOは、「フィスカー独自の高級PHV、カルマに対する需要は根強い」とコメントしている。