戦闘力不足が伝えられていたフェラーリで、表彰台の一角に食い込んだフェルナンド・アロンソ。ストップ&ゴーのサーキットでは、意外に戦力格差を埋められるのかもしれない。
「セバスチャン(ベッテル)とルイス(ハミルトン)よりも上位でフィニッシュすることが目標だった。タイトルを争うライバルだけど、ターゲットにするドライバーはレース毎に違うんだ。次のレースでは、ドライバーズランキングで2位に浮上してきたマーク(ウェーバー)がターゲットになるだろうね」
「この先僕たちのマシンはコンスタントに開発されるだろうし、これまでもそうだったようにレース毎に違ったサプライズがありそうだ。面白いシーズンの展開になるよ。ポールポジションもレースウィナーもまったく予想がつかないからね」
「スタート直後、ロマン(グロージャン)と軽く接触したけど、幸いマシンにはダメージがなかった。彼のスピンがきっかけで一気にポジションがシャッフルされたように思う。ベッテルは5〜6番手に出たし、得をしたドライバーもいるし損をしたドライバーもいたということだ」
「僕のマシンは非常にいい調子で戦闘力も高いと感じていたが、ご承知の通りモナコではトラフィックの処理が一番の問題だ。ピットストップの見事なタイミングでハミルトンを抜くことができたのは、チームの戦略のおかげだと思っている」