F1復帰後、初めてポールポジションを獲得したシューマッハがその感動を語っている。
「何よりも、ここモナコでポールポジションを取れて僕自身がとても感動している。ドライバー全員にとってモナコは特別な場所だ。2年半の苦労の末に手に入れたモナコのポールポジションは何物にも代えがたい。今僕の頭の中にあるのはこういった気持ちだ」
「ポールポジションを獲得して、(ペナルティによって)6番手から優勝を目指すつもりだ。僕自身が『まだまだやれる!』という気持ちになれたことも収穫だね」
「メルセデス本社やチームが僕に託してくれた信頼と支援に感謝し、それに応えられたことを嬉しく思っている。決勝レースはもっと多くをお返ししたいと思っている」
一方、シューマッハの降格によってポールポジションからスタートするのは、予選2位のウェーバー(レッドブル)だ。
「予選はミハエルの日だったね。見事なラップだった。上位グリッドの常連たちがタイヤのせいでグリッド後方に転落した。僕としては1列目か2列目くらいに入れればいいと思っていたくらいだ」
「予選が終わったあと担当エンジニアから、良いラップだったがペナルティがどうのこうのと言ったのが無線から聞こえてきて、最初は僕がペナルティを受けたのかと思ってしまい予選2位が確定したとはわからなかった(笑)」
「状況は全員に平等だ。スーパーソフトタイヤをロングランで走らせた経験は誰も持っていない。誰一人はっきりとした予想はできないだろうと僕は思う」